
ユーザー行動を可視化! サイトのボトルネックを把握してサイト改善!

田口愛美
#WEB制作
こんにちは、Webアナリストの田口です。
みなさんは普段、Webサイトのレポートをどのように活用されていますか?
アクセス数の推移や参照元別のトラフィック、お問い合わせボタンのクリック数など、さまざまな指標をチェックしてユーザーの行動を把握されていることと思います。
その中で、特におすすめしたいものがあります。それは、 「ユーザー行動の見える化」です。
Webサイト上でユーザーがどのように動いているのかを可視化し、チームで共有することで、課題の抽出や改善施策の検討がしやすくなります。
サイト内の動線を把握する
Webサイト改善で重要なのは、ユーザーがどのページからどのページへ移動しているか、つまり「動線」を把握することです。
すべてのユーザーが同じ行動をするわけではありませんが、多くのユーザーが通る主流の動線を確認することで、サイト設計の強化や改善ポイントが見つけやすくなります。
例:ECサイトのユーザーの動き

こうした典型的なルートを把握しておくと、CTA(行動誘導ボタン)の配置やコンテンツの見せ方を最適化できます。
GA4の経路探索やファネル探索、Looker Studioの サンキー図 を活用すれば、どの経路が主流なのかを視覚的に把握でき、離脱が多いページや導線のボトルネックも一目で確認できます。
次に、それぞれの特徴と活用方法をご紹介します。
経路探索:ユーザーのたどった道を確認
GA4の「経路探索」では、ユーザーがサイト内でどのページからどのページへ移動したかを確認することができます。

例:コーポレートサイトのユーザーの動き

ユーザーの動きを視覚的に把握することができます。
これにより、ページごとの役割や導線設計の見直しが可能になります。
ファネル探索:成果に至るまでのプロセスを分析
GA4の「ファネル探索」は、お問い合わせや購入といった成果(コンバージョン)までのステップを可視化できる機能です。

例えば、ECサイトであれば
・商品ページを見た人のうち、何%がカートに入れたか
・フォームに進んだ人のうち、何%が送信完了に至ったか
ステップごとの離脱率がひと目でわかります。
この分析により「改善すべきポイント」が明確になり、成果を伸ばすための具体策を導けます。
また、ディレクトリごとの遷移を可視化することもできます。
Looker Studioのサンキー図で「わかりやすく見せる」
クライアントや社内メンバーに説明する際には わかりやすい可視化 が必要です。
そこで活用できるのが、Looker Studioの サンキー図です。

上の図は、デフォルトのスタイル設定を使用して国間のルート数を示しています。
サンキーグラフは、2 つのドメイン間、または一連のステージを通る複数のパス間の多対多マッピングを示すのに最適です。
複数の経路や段階でのつながりを一目で確認できるため、どの経路がどのように流れているかをわかりやすく見せるのに最適です。
例えば、ユーザーがどこから流入し、どのページを経由したかを「流れ」として把握できるため、導線の改善点をチームに伝える際にも役立ちます。
弊社では、こうした分析を取り入れたレポートを定期的にご提供し、クライアントのビジネス成果を最大化するお手伝いをしています。
「サイトの改善点を知りたい」「ユーザー行動をわかりやすく見たい」と感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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データマネジメント部 WEBアナリスト
田口愛美
主にWEB解析、0次分析、SNS分析を担当しています。データに基づいて課題を見つけ、解決策をご提案できるよう努めています。

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