Z世代へアプローチ!顧客体験向上(CX)のための5つのアイデア

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「テキスト通話Z世代に広がる?」

リアルタイムでテキストによる会話を楽しむSNS「ジフシー」が、Z世代を中心に人気を集めています。

この背景には、テキストによるコミュニケーションが、
彼らの個性や自己表現を引き出す手段として定着していることが挙げられます。

今回は、Z世代にアプローチする顧客体験向上のための5つのアイデアをご紹介します。

Z世代はデジタルネイティブとして育ち、新しい体験やトレンドへの関心が高い世代です。
彼らに響くパーソナライズされた体験を提供することで、ブランドとのつながりを強化し、
ロイヤルカスタマーへと繋げることができます。

1. ゲーミフィケーションで楽しさをプラス!

Z世代にはゲームは娯楽というだけなく、友達とのコミュニケーションツールであり、
自己表現の場にもなっています。

彼らは、ゲームを通じて、達成感や優越感を得たり、他者とのつながりを深める傾向があります。

たとえば、アプリ『BeReal』では、一見自由度が低い仕組みながらも、
「いつ通知が届くかわからない」「2分以内にリアルな様子を撮影・投稿する」といった
ゲーム性がユーザーを惹きつけるポイントとなっています。

提供するコンテンツにゲーム要素を取り入れることで、
Z世代のモチベーションを効果的に刺激し、
継続的な利用やエンゲージメント向上につなげることが可能です。

  • レベルアップシステム: 商品購入やサービス利用でポイントを貯め、レベルアップする仕組み。レベルに応じて限定アイテムや特典が獲得可能。購買履歴に基づくパーソナライズ特典で満足度向上。
  • バッジ収集: クイズ正解や特定の行動でバッジを獲得し、プロフィールやSNSで共有可能。達成感を楽しめる仕組み。
  • 競争要素: ランキング機能やイベントで友達とスコアを競い、ゲーム感覚で楽しめる体験を提供。
    KONAMIとコラボ「みんなでピノゲー」
    ゲームメーカーのKONAMIとコラボ「みんなでピノゲー」

2. 共創の機会を提供し、ブランドへの愛着を高めよう!

スマホやPCなど、デジタルツールが身近な環境で育ったZ世代は、
幼少期から自由に創造性を発揮する機会が多くありました。


ゲーム制作ツールや動画編集ソフトなどを使い、
自分だけのコンテンツを作り出す経験は、創造性を育みました。

最近では『SPRUNKI(スプランキー)』など、
音楽を楽しみながら創作できることで人気があります。

これは音楽制作という学びの要素と、ゲーム的な楽しさが融合している点にあります。

カスタマイズ: 顧客が商品デザインや機能を自由にカスタマイズできるプラットフォームを提供。AIで好みを分析し、最適なデザインを提案。

アイデアコンテスト: 新商品のアイデアを募集し、優秀案には報酬や商品を提供。採用されたアイデアの製品化でブランドへの愛着を向上。

コミュニティ形成: 顧客同士が交流できるオンラインコミュニティを構築。共同企画やイベントを通じてブランドへの関与を促進。

3. AR/VRで没入感を体験!

スマホやタブレットを幼少期から使いこなすため、
テクノロジーは生活の一部であり、新しい機能やサービスに興味を持つのは自然な流れです。

最新の情報やトレンドをいち早く知りたいという欲求もあり
テクノロジーはそれを叶えるための重要なツールとなっています。

たとえば、CES 2025 で多くのスマートグラス(ARグラス)が発表されたように、
スマートグラスの進化に注目が集まっています。

各社、スマートグラスの可能性を生かすべく開発が進んでいますが、
『Meta社のRay-Ban』のようにデザイン性もありつつ
テクノロジーを搭載したアイウェアは米国(日本未発売)でヒットしています。

今後、技術の進捗(部品の小型化・生成AI活用)によって
AR/VRコンテンツもより身近なものに変化していく可能性があります。

CES 2025でNvidia社のファン氏は、
AIがウェアラブルデバイスや仮想プレゼン用メガネに統合される可能性に大きな期待を示していました。


「スマホからウェアラブルデバイスへ」

提供するコンテンツもそれにあわせて変化していくことでしょう。

  • バーチャル試着: AR技術で自宅から体型や顔に合ったリアルな試着体験
  • バーチャル店舗: メタバース内に仮想店舗を構え、インタラクティブな買い物体験
  • バーチャルイベント: VR空間でオンラインイベントを開催し、アバターでの交流や商品の体験
現実と仮想、双方向のインタラクション表現―Apple Vision Proのコンテンツ
Apple Vision Proのコンテンツ体験

4. SNS連携でつながりを深めよう!

SNSが生活の一部となっているZ世代は
ニュースやトレンドをいち早く知りたいという欲求があり、
SNSは最も手軽で迅速な情報源となっています。

従来のメディアだけでなく、インフルエンサーや友人からの情報も参考にしながら、
多角的な視点から情報を収集します。

Z世代の欲求をかなえるために提供するコンテンツのSNS連携は必須となっています。
ストレスフリーな環境を提供し、違和感なく発信できるようにしましょう。

  • ソーシャルログイン: SNSアカウントで簡単ログインを実現し、必要最小限の情報を取得。プライバシーポリシーを明確化。
  • SNSシェア機能: 商品やサービスをSNSでシェア可能にし、口コミ効果を促進。
  • インフルエンサーマーケティング: Z世代に人気のインフルエンサーとコラボして共感を呼ぶコンテンツを制作。

5. パーソナライズされたコンテンツで心を掴もう!

Z世代は、膨大な情報の中から、自分にとって本当に必要な情報や、
価値のあるサービスを効率的に見つけたいと考えています。

そのため、パーソナライズされた情報提供や、
自分だけの選択肢を提示できるサービスを求める傾向があります。


「嬉しい驚き」「特別感」あるコンテンツは心を掴むコンテンツになります。

  • レコメンド機能: 購入履歴やSNS投稿を分析し、興味に合う商品を提案。個人情報保護法を遵守。
  • パーソナライズ広告: 顧客の関心に基づいた広告をSNSやウェブサイトで表示。
  • 誕生日プレゼント: 誕生日に合わせたメッセージやプレゼントを提供。
    1億人であるある言いたい選手権
    音声生成AI×歌声生成AIを活用した 動画ジェネレーター

注意点:顧客データの活用とプライバシー保護

パーソナライズされた顧客体験を提供するためには、顧客データの活用が不可欠です。
しかし、同時にプライバシー保護も重要な課題となります。

注意点

  • 過度なパーソナライゼーションはプライバシー侵害につながる可能性があるため、注意が必要です。
  • Z世代の価値観は常に変化するため、最新のトレンドを把握し、柔軟に対応することが重要です。
  • パーソナライズ化は目的ではなく、手段です。 顧客との共感を深め、より良い関係を築くためのツールとして活用することが重要です。


まとめ

Z世代へのアプローチには、ゲーム感覚を取り入れた仕組みや共創の場を用意し、
ARやVRで没入感のある体験を提供することが効果的です。これにより、ブランドへの興味や関与を深めることができます。

また、SNSを活用した取り組みや生成AIによるパーソナライズで、一人ひとりに合った体験を提供することも重要です。

ただし、データを活用しすぎるとプライバシーの懸念が生じるため、透明性を持った運用が欠かせません。

Z世代の価値観は日々変化しているため、最新のトレンドを敏感に捉えながら柔軟に対応し、
ブランドと顧客のつながりを強化する体験をつくり上げていきましょう。

ぜひ、Z世代関連ブログもご覧ください。


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